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お題(3)

Category: 小ネタ  

また広告でてましたね

ちなみポイカは男の子ですよー
 
ポイカの家は町はずれの、森と人里の境にあります。

小さなその家は鎮護の期からできていて、壁や柱に体を寄せるとほのかに良い香りがします。

また、庭も小さいながらにありますが、何を育てているというわけでもなく、

薪や樽が無造作に放り込まれているだけなのでした。

その中の一等大きな樽の上でイザがハーフタバコを吸っていました。

タバコからはシュワリと白い煙が上がっては、夜の空気へと融けていきました。

「おかえりポイカ」

「ただいま帰りました イザ」

日暮れ近くまで帰ってこなかったことを何か言われるかと思いましたが、イザは樽の上から降りると、

そのまま家のドアを開けて入っていきました。

ポイカは開けっ放しにされたドアから入り、ドアを丁寧に閉めました。

家の中は、既にかまどに火が入っていたためか、ほのかに暖かく、

ポイカは少しばかり息をついて体から力を抜きました。

イザはというと、かまどの間に立ってサロンをつけているところです。

この時代のフランスでは料理は女性がするものとされていましたから、

イザが料理をすることはこの町の誰にも言っていません。

ですからイザは日がな一日家でのんびりしているものだと思われているようで、

それはポイカには我慢ならないのでした。

「どうしたポイカ。ずいぶんと機嫌が悪そうだ。」

「なんでもありませんよイザ」

「そうか?なら良いのだけれど。お前も着てみたいのかと思ったよ。」

そう言いながらイザは自分が着ている服とエプロンを指しました。

イザが着ているそれは貴族や王族に使える料理人のもので、どこで手に入れたかしれませんが

普通の家にエプロン代わりに持っていていいものでは無いことは確かでした。

「いえ、別にそんなことは思ってません。」

「言い切ったな…。それはともかくも、今日はとてもいいカマスが手に入ったよ。

とあるご老人が、若いころに戻って庭で水やりをする夢から獲れたんだ。

きっと滋養もたっぷりあるだろうさ」

そう言ってイザは、天井から縄で吊るされた大きくて細長い魚を、つんとつついて揺らしました。

「はい、イザ」

「そうだな、今日の料理はガランティーヌソース・ソースを使うとしよう。ポイカ、それでいいかい?」

「ええ、けれどあまりコショウの味が強いのは好きではありませんよ」

そうだね、とイザはあごに軽く手をあて、どこでもないところを見るような遠い目をしました。

そんな時のイザは思いついたことに考えを巡らせているので、ポイカはその邪魔をしないように

テーブルの上の片づけることにしました。

てーするの上には見たことの無い動物が描かれた本や、

読み方の全く分からない言葉が連なった巻物が、それはもうぞんざいに積まれたり転がされたりしていました。

ポイカは本を買ったことがないので知りませんが、

どの書物も海や山を越えたと越えたところで書かれたとても貴重であり、

またとてつもなく高価であることは知っていましたので、それぞれを慎重に重ねたり閉じたり丸めたりしながら、

紙の一山を築き、それらをまとめてイザのベッドの周りに並んでいる本棚に戻していきました。

イザの本棚は大きく立派で、領主様の本棚にもきっと負けないと密かにポイカは考えていました。










このあたりからファンタジーはいります





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 2013_09_10


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